バイクはひとりでも楽しい。でも、仲間がいるともっと楽しい。
大型バイクに乗るようになってから、少しずつツーリングの距離も伸びてきました。
ひとりで走る自由さも好きだったけれど、誰かと一緒に走ったらどんなに楽しいだろう――
そう思って、思い切ってツーリングクラブに参加することを決意しました。
初めての集合場所へ、ドキドキのひとり旅
ツーリングクラブの最初の目的地は、岡山県の観光地「美観地区」。
その日、クラブの集合場所に指定されていたのは、**高速道路のサービスエリア(SA)**でした。
これが、私にとってはじめての
-
高速道路走行
-
サービスエリア集合
-
ひとりで集合場所に向かう長距離ツーリング
すべてが“初体験”の一日だったんです。
方向音痴の私は「本当にたどり着けるのかな…」と不安いっぱいで出発しましたが、
ナビとにらめっこしながら、なんとか無事にSAへ到着!
小さな達成感と、安堵感で胸がいっぱいになったのを覚えています。
はじめての顔合わせと、いきなりのハプニング!
サービスエリアには、すでにたくさんのバイクと人が集まっていて、
「ここで本当に合ってる?」と戸惑いながら、ドキドキの初顔合わせ。
緊張しながら自己紹介をして、いよいよツーリングがスタート!
…と思ったその時。
私は、間違えて別のクラブの人たちについていきそうになってしまったんです!
完全に舞い上がっていた私は、どのバイクが自分たちのグループなのか分からなくなってしまって…。
あやうく他の団体について走り出すところを、
後ろを走っていたクラブの方がすぐに追いかけてきて、
「そっちじゃないよー!!!」と叫んでくれたおかげで、ギリギリで元のグループに戻れました。
落ち込んだ気持ちを救ってくれたのは、仲間の優しさ
「初参加なのに、迷惑かけてしまった…」
内心かなり落ち込んでいた私に、クラブの皆さんは
「大丈夫だよ~!誰でも最初はあるある!」「むしろ笑えたね!」と、
明るくフォローしてくれて、本当に救われました。
あのときの笑いと優しさは、今でも心に残っています。
出会えた、一生の友達
その日、クラブの中で出会った同世代の女性ライダーとは特に意気投合。
走るペースやバイクの好みも似ていて、すぐに仲良くなりました。
その後も何度も一緒にツーリングに出かけたり、泊まりがけの旅をしたり。
今でも連絡を取り合う、一生の友達です。
あの日、勇気を出して参加していなかったら、この出会いもなかったと思うと、
本当にあの一歩を踏み出してよかったなと感じています。
仲間がいるから、もっと走りたくなる
バイクは、風を感じながら自由に走れる最高の相棒。
でも、その自由を一緒に楽しめる仲間がいることで、さらに世界が広がることを知りました。
次回は、そのツーリングクラブで訪れた、印象深い温泉や絶景スポットについて書いていきたいと思います。